文献紹介

病原体別

Systematic review of measurement and adjustment for colonization pressure in studies of Methicillin-resistant Staphylococcus aureus, vancomycin-resistant enterococci, and Clostridium difficile acquisition

メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、バンコマイシン耐性腸球菌(VRE)、クロストリジウム・ディフィシルの獲得の研究論文における保菌圧の測定と調整に関する系統的レビュー

本研究は感染管理の重要な数値指標である保菌圧に関して、MRSA、VRE、クロストリジウム・ディフィシルの院内獲得のリスク要因の研究におけるその定義、測定、調整について説明することを目的としている。
2009年7月1日までにMEDLINEに公表されたMRSA、VRE、クロストリジウム・ディフィシルの院内獲得に関する研究論文を電子検索した。調査対象の研究論文は以下の3つの基準を満たしていることが要件である。(1)研究論文の結果がMRSA、VRE、クロストリジウム・ディフィシルの獲得である。(2)著者がMRSA、VRE、クロストリジウム・ディフィシルの獲得に関するリスク要因を明らかにしている。(3)保菌圧を測定している。
電子検索の結果、要件を満たした研究論文は18件であった。系統的に研究論文を調べたところ、保菌圧の定義と調整は研究論文によってかなり違いがあった。結論として、抗生物質耐性菌の交差感染に対する保菌圧の影響を正確に評価するために、研究と日常の臨床ケアにおけるシンプルで一貫性のある保菌圧の測定方法を決定することが今後の研究に求められる。

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