文献紹介

病原体別

The prevalence of health care-associated infection in older people in acute care hospitals

救急病院における高齢者の医療関連感染有病率

救急病院における高齢者の医療関連感染について、年齢との相関関係や感染の種類などについて評価している。 2005年~2006年の1年間、スコットランドにある全救急病院45施設で入院していた11,090名の患者を対象に調査を行った。 対象となった患者の構成は女性が56.5%であり、年齢は65歳以上が66.4%、平均年齢は女性が75歳、男性が69歳であった。調査の結果、感染の種類は年齢によって傾向が異なり、尿路感染は65歳以上の患者では1/5を占めていたが、65歳未満では1/10にも満たなかった。65歳以上の患者では尿路感染と胃腸感染が多く、一方65歳未満では手術部位感染がもっとも多かった。 また、胃腸感染患者のうち、約半数はクロストリジウム・ディフィシル陽性と診断され、そのうち84.2%が65歳以上であった。特に85歳以上の患者が多く、陽性患者の42.1%を占めていた。 本研究では、医療関連感染有病率は年齢の上昇とともに直線的に増加することが確認された。尿路感染と胃腸感染の介入に重点的に取り組むことは、公衆衛生において最も有益となるであろう。

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