Evaluation of stethoscopes as vectors of Clostridium difficile and methicillin-resistant Staphylococcus aureus
- 出典
- Infect Control Hosp Epidemiol, 33(1): 96-98, 2012
- キーワード
- クロストリジウム・ディフィシル、MRSA、聴診器
本研究では、聴診器を介してクロストリジウム・ディフィシルとMRSAが伝播するリスクについて、実験室での試験ならびに実際に診療を模した行為を行い、評価している。
クロストリジウム・ディフィシルもしくはMRSAを含む汚染液を聴診器のダイアフラム面に接種し、寒天培地に押し当て、伝播したコロニー数を確認した。その結果、MRSAでは元のコロニー数(聴診器のダイアフラム面に接種させた数)よりも少なかった一方、クロストリジウム・ディフィシルではほぼ100%伝播していた。
また実際に患者の皮膚からの伝播を確認するため、クロストリジウム・ディフィシル患者35名ならびにMRSA保菌者57名に診療を模した行為を行い、使用した聴診器のダイアフラム面のコロニー数を確認した。対照として、聴診器のダイアフラム面で触れた所と同じ部分を滅菌水で湿らせた滅菌手袋で触診し、指部分のコロニー数を確認した。その結果、聴診器のダイアフラム面には手袋と同じくらい高頻度にクロストリジウム・ディフィシルならびにMRSAを伝播していた。
本研究の結果から、医療従事者は多剤耐性菌患者やクロストリジウム・ディフィシル患者のケアで聴診器を使用する際、病棟専用とするか、使用後に聴診器を清潔にするべきといえる。
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