文献紹介

手指衛生

Train-the-Trainers in hand hygiene facilitate the implementation of the WHO hand hygiene multimodal improvement strategy in Japan: evidence for the role of local trainers, adaptation, and sustainability

Train-the-Trainers in hand hygieneは、日本におけるWHO手指衛生多角的戦略の実用化を促進する:現地トレーナー、適応、持続可能性に関するエビデンス

Professor Pittetらによる第1回目のTTT開催以降、第1回目の参加者が第2回・第3回目のトレーナーとなりTTT Japanを開催している。
WHOが作成した評価ツールであるHHSAFをTTT-Japanトレーナーの施設に適用し、トレーナーの関与前後の結果を比較した調査研究である。3回のTTTコースに参加した日本の医療従事者は158名で、その大半(131名、82.9%)は看護師だった。2回目、3回目のTTTには27名の現地トレーナーが参加した。結果として、受講前と受講後の評価のスコアは、受講後に向上し(P<0.001)、その向上は3回のTTTすべてで一貫していた。コース終了後の満足度調査では、90%以上の参加者が「コースは期待通りだった」、「コースで学んだ事は自分の実践に役立つ」と回答した。トレーナーの意識と実践に関する調査では、4分の3以上(76.9%)のトレーナーが「トレーナーとしての経験が、自施設での実践にプラスの影響を与えた」と回答した。また、「参加者の所属する医療機関において手指衛生の改善」が見られた。