Improving hand hygiene compliance in the emergency department: getting to the point
救命救急部門における手指衛生遵守率を改善するための研究
- 出典
- BMC Infectious Diseases. 2013. 13:367.doi: 10.1186/1471-2334-13-367.
- キーワード
- 救命救急、ICU、手指消毒、手指衛生、遵守率、WHO、5つのタイミング、業務負荷
本研究は、侵襲的処置が多く感染リスクの高い救命救急部門において、個々の患者ケアに必要な手指消毒回数を定義することと、業務フローを最適化して業務負荷を増やさずに手指衛生遵守率を改善することを目的とした。
WHOの患者ケアにおける手指衛生5つのタイミングに基づき、前向き三相(3回の観察フェーズとその間の2回の介入フェーズ)前後比較試験を実施した。
調査期間中の手指消毒機会数は5,674回、実施数は1,664回であった。遵守率はフェーズ1(ベースライン)、2、3でそれぞれ21%、29%、45%と有意に上昇した。標準手順書の最適化による業務フロー改善で、患者1人あたりに必要な手指消毒回数は非外科患者で22回→13回、外科患者で13回→7回へと減少した。このように、作業負荷を軽減しつつ手指衛生遵守率を大幅に改善できることが示された。

