Spread from the Sink to the Patient: In Situ Study Using Green Fluorescent Protein (GFP)-Expressing Escherichia coli To Model Bacterial Dispersion from Hand-Washing Sink-Trap Reservoirs
シンクから患者への感染拡大:GFP発現大腸菌を用いた手洗いシンクの排水トラップ貯留部からの細菌拡散をモデル化した実環境研究
- 出典
- Appl Environ Microbiol, 83(8); e03327-16, 2017.
- キーワード
- 病院、シンク、バイオフィルム、排水トラップ、院内感染
近年、手洗いシンクの排水トラップに潜むバイオフィルムや多剤耐性グラム陰性菌による院内感染の報告が増加している。本研究は排水トラップ(P-trap)内における細菌の拡散メカニズムを、大腸菌モデルを用いて評価した。流水のみでは大腸菌はP-trap内の液面から上方へ僅かに増殖したのみであったが、医療環境を模した栄養条件下では、菌が7日間かけて排水管を上方へ増殖し、排水口ストレーナーに達すること示された。この状態で蛇口を稼働すると、周囲約30インチ(約76cm)以内へ菌を含む飛沫が拡散した。また、共有配管を介して隣接するシンクへの逆流性伝播も確認され、院内感染予防における排水口周辺の継続的な衛生管理の重要性が改めて示された。

