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「第89回日本医療機器学会大会 学術集会」レポート

2014年6月12日(木)〜14日(土)に新潟県の朱鷺メッセにて、第89回日本医療機器学会大会 学術集会が開催されました。学術集会当日は雨の予報でしたが、曇り空からすぐに晴れ間も出て、三日間とも傘のいらない天気になり一安心でした。

講演を聴講して

第89回日本医療機器学会大会の学術集会は、「オールジャパン ―産官学連携による本学会の新たな戦略―」をテーマとし、最先端の医療技術や今後の展望など様々な内容の教育講演やシンポジウムが行われ、一般演題では器具の洗浄や滅菌、保守管理など実践に関わる発表やディスカッションが活発に行われました。
大会長の堀田哲夫先生(新潟大学医歯学総合病院 手術部・病院教授、手術部副部長)が大会長講演「医療機器開発への原点回帰」で、医療の発展には医療機器の発展が不可欠であるとお話しされていたように、ますます構造が複雑化する医療器具を再生処理するための洗浄剤なども技術の進歩が必要であると感じました。
一般演題の洗浄分野では、ロボット支援手術に使用されるda Vinciインストゥルメントの洗浄についての議題が多い印象を受けました。da Vinciインストゥルメントは洗浄が難しく、洗浄方法の確立にはまだまだ課題が多いことが伺えました。
弊社でも医療器具用洗浄剤パワークイックシリーズや滅菌インジケータステラワンシリーズなど中材向けの商品を提案しておりますので、様々な面で皆さまのご施設の取り組みをサポートできたら幸いです。