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セミナー・展示会情報

「第26回 日本環境感染学会総会」開催レポート

2011年2月18(金)~19日(土)にパシフィコ横浜にて、第26回 日本環境感染学会総会が開催されました。
サラヤは「ランチョンセミナー」の共催と「展示」への出展企業として参加させていただきました。
ランチョンセミナーでは、Didier Pittet先生(ジュネーブ大学附属病院)をお招きし、手指衛生の重要性やWHOの取り組みについてご講演いただきました。
展示会場では、サラヤの主力製品・新製品を展示しご来場の皆さまに直接製品をご覧いただく良い機会となりました。
また、iPadを利用したMedical SARAYAの会員登録キャンペーンも実施しました。
ランチョンセミナー、展示とも非常に多くの方々にご来場いただき誠にありがとうございました。

ランチョンセミナー

演者のDidier Pittet先生(ジュネーブ大学附属病院)は手指衛生遵守率向上、医療関連感染予防などを専門とし、WHOやCDCの手指衛生のガイドライン作成に携わってこられました。先生からは、手指衛生を実施する適切なタイミングや先生がリードディレクターを務めておられるWHOのキャンペーンなどについて、グローバルな視点でご講演いただきました。

日時 2011年2月18日(金)12:10~13:00
会場 パシフィコ横浜 会議センター1F 第2会場(メインホール)
演題 Hand hygiene promotion: A worldwide priority for the World Health Organization
手指衛生の促進:WHOの世界的優先事項(同時通訳付)
演者 Prof. Didier Pittet
ジュネーブ大学附属病院・医学部 教授
WHO First Global Patient Safety Challenge リードディレクター
司会 堀井 俊伸 先生
鳥取大学医学部附属病院 感染制御部 部長

講演内容(動画)〔会員専用〕

講演内容(動画)はこちらからご覧いただけます。

講演より

(1)WHOの手指衛生遵守率向上のための様々なツール

WHOは手指衛生のためのガイドラインを作成するだけでなく、その内容を医療現場で実践するための補助となるツールを数多く作成しています。その例として、手指衛生のポイントを「手指衛生の5つタイミング」として具体的に示したツールや自施設の手指衛生のレベルを判断するためのツールなどが紹介されました。

5つのタイミングとは
  1. 患者に触れる前
  2. 清潔/無菌操作の前
  3. 体液に曝露された可能性のある場合
  4. 患者に触れた後
  5. 患者周辺の物品に触れた後
(2)WHOの手指衛生キャンペーン

Pittet先生がリードディレクターを務めておられる" First Global Patient Safety Challenge(第1回 世界の患者安全への挑戦)"の活動の一環に「SAVE LIVES:Clean Your Hands(命を救う:あなたの手指衛生)」というキャンペーンがあります。このキャンペーンは、手指衛生の遵守率向上を通じて患者安全確立への意思表示をするものであり、WHOのホームページより登録が可能です。Pittet先生からは日本からも多くの施設がこのキャンペーンに登録するよう呼びかけられました。

受講者のアンケート

Q.自施設の手指衛生の遵守率はおよそ何%くらいだと思いますか?
Q.自施設で手指衛生の遵守を阻む要因はどのようなことだとお考えですか?(複数回答)
Q.手指衛生の遵守率向上のために自施設で行った取り組みを教えてください(複数回答)

受講者の声

  • 手指衛生の教育に向けてツールがあることが分かりました
  • 自分の病院も5月5日のキャンペーンに登録したいと思います
  • 手指衛生の徹底が感染防止の第一手段であることを改めて認識できました
  • Pittet先生の情熱が伝わり、とにかくやらねば、と思いました
  • スタッフになぜ手指衛生が必要なのか、具体的な手指衛生のタイミングを確認していくことが必要と感じました
展示

展示ブースでは、手指衛生、PPE、器材再生処理、環境整備の製品や冊子などを展示しました。中でも、手指消毒剤の使用回数をカウントする「ハンディーカウントくん」や、少し大き目の手指消毒剤(250mL)を携帯できる「アルコール携帯用ポシェット」に興味を示される方が多く、手指衛生遵守率向上に対する関心の高さを感じました。

iPadを利用したMedicalSARAYA会員登録キャンペーンでは、約200名の方に新規ご登録いただきました。
Medical SARAYAでは医療従事者の皆さまに、会員さま専用コンテンツとして感染対策に関する情報やお役立ちツールを用意していますので、ぜひご登録ください。

MedicalSARAYA登録キャンペーンでのアンケート結果

Q.環境感染学会への参加は今回で何回目ですか?
Q.サラヤの展示ブースで1番興味を持たれたカテゴリーをお選びください。
Medical SARAYA事務局より

お忙しい中、ご来場いただきました皆さまに改めてお礼申し上げます。
展示およびランチョンセミナーで頂きましたご意見、ご要望は今後の弊社の事業に役立てていく所存でございます。
今後とも一層のご指導、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。