感染対策実践ガイド

標準予防策

労働衛生(職業安全)

標準予防策は、患者・利用者を守るだけでなく、医療・介護従事者を職業感染のリスクから守るための対策でもあります。
日本では、CDCガイドラインの考え方を基盤としつつ、日本環境感染学会や職業感染制御研究会などにより、国内の現場に即した実践的な指針が整理されています。

実践のポイント

  • 適切な個人防護具(PPE)の選択

    血液・体液に曝露する可能性がある場面では、リスクの程度に応じて手袋、マスク、ガウン、ゴーグル等の個人防護具(PPE)を適切に組み合わせて使用する

  • 鋭利器材の安全な取り扱い

    ✓使用済みの注射針はリキャップしない

    ✓使用済みの注射針はその場で、直ちに耐貫通性の専用容器(針捨てボックス)に廃棄する

    ✓安全器材を導入する(針刺し防止機構付きの注射針や翼状針など)

  • 血液・体液曝露、針刺し発生時の迅速な対応

    施設で定められた手順に従い速やかに対応する

参考

1)CDC. Guidelines for Isolation Precautions: Preventing Transmission of Infectious Agents in Healthcare Settings. 2007.

2)職業感染制御研究会: 感染症の基礎知識:
http://jrgoicp.umin.ac.jp/index_infection_3.html

3)日本環境感染学会. 日本環境感染学会教育ツールVer.4: 2026年6月12日:
https://www.kankyokansen.org/education/kyoiku_ver4/