過去、注射器や薬剤の不適切な取り扱いにより、B型肝炎やC型肝炎などの大規模なアウトブレイクが相次いで報告されました。これを受け、2007年のCDC隔離予防策ガイドラインでは、「安全な注射手技」が標準予防策の構成要素として新たに位置づけられました。
本手技は、患者間での血液媒介病原体の伝播防止を目的とした、基本かつ極めて重要な対策です。
実践のポイント
単回使用(ディスポーザブル)の徹底
注射針・シリンジ(注射器)は、かならず患者ごとに新しい滅菌済み製品を使用し、一度使用したものは使いまわしせず廃棄する
使用済みの注射器具は針を交換しても、本体が汚染されている可能性があるため他の患者に使用しない
薬剤の取り扱い(バイアル・アンプル)
✓可能な限り単回使用バイアルを使用する
✓多回使用バイアルを使用する場合は、ゴム栓に刺すたびに必ず針や注射器は滅菌済みの新しいものを使用する
参考
CDC. Guidelines for Isolation Precautions: Preventing Transmission of Infectious Agents in Healthcare Settings. 2007.


