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HosCom 2025 vol.22 no.3

World Information

Challenges and Pitfalls in Hand Hygiene Culture

Associate Professor. Kumthorn Malathum
Advisor, Infection Control Committee, Faculty of Medicine Ramat hibodi Hospital, Mahidol University, Thailand.

※本記事は、「HosCom 2025 vol.22 no.3(2025年11月発行)に掲載した内容です。執筆者の所属および記事内容は掲載当時のものであり、現在とは異なる場合があります。

日本語要約

手指衛生文化の課題と落とし穴

手指衛生は医療関連感染(HAI)を防ぎ、多剤耐性菌(MDRO)などによる感染拡大を防止する対策の1つです。しかし、手指衛生遵守率の平均は、低所得国で20%、高所得国で40%に留まっています。手袋着用が感染予防における完全な手段であると考える医療従事者も多く、遵守率が低い一因となっています。持続可能な手指衛生には多角的アプローチが必要ですが、中でもリーダーシップは重要です。管理者は模範的行動を示し、手指衛生が費用対効果の高いものであると理解すべきです。ベトナムで行われた調査では、手指衛生の遵守率が26%から58%に向上したことで、HAIが10%減少し、予防されたHAI1件あたり1,074ドルの節約となった一方、手指衛生に係る費用は患者1人あたりわずか6.5ドルでした。手指衛生は繰り返し注意喚起する必要があり、終わりのない活動です。その為、スタッフや管理者の支援が不可欠です。HAIやMDROの発生率と手指衛生遵守率を関連付けることで、最終的には医療システムにおける安全文化の醸成につながり、それが手指衛生キャンペーンの最大の目標となります。

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