サラヤ針捨てBOX
針刺し切創防止のために
「サラヤ針捨てBOX」は、針や鋭利物を取り扱う方のために、CDC(米国疾病管理予防センター)のNIOSH※が求める機能性、アクセスの容易さ、視認性、便宜性が考慮された、針刺し切創防止用の廃棄容器です。
※National Institute of Occupational Safety and Health(国立労働安全衛生研究所)
医療・介護現場などで、”針刺し切創”が問題視されています。
”針刺し切創”は、職業感染の原因の一つで、B型肝炎やC形肝炎、後天性免疫不全症候群、蚊が媒介するデング熱など、様々な血液媒介感染症に罹患するリスクがあります。
下記のグラフから、”針刺し切創”は器材*の使用中以外にも廃棄に関連するところで発生していることが分かります。
*注射針・縫合針・翼状針・薬剤充填針・静脈留置針 など
出典:エピネット日本版サーベイランス公開データ(2018-2020)「針刺し・切創 年度別集計表」
廃棄が関連した針刺し切創事例
- 携帯用の廃棄容器を使用せず、使用後の針をそのままナースステーションまで持ち帰り廃棄するまでの間に針刺し発生
- 空き缶やペットボトルなど不適切な容器から突き出ていた器材で針刺し発生
- 廃棄容器の投入口からはみ出していた器材で針刺し発生
- 公益社団法人 日本糖尿病協会「正しく捨ててる? 在宅医療廃棄物/糖尿病の患者さんが在宅医療廃棄物を処理するためのガイドライン」
- 公益社団法人 全国ビルメンテナンス協会「使用済み・インスリン注射針にご注意ください!!」
医療現場以外でも、自宅や外出先での使用済み注射針が誰かを傷つけていることが。
多数の方が利用される公共の場所に、不適切に捨てられているケースもあります。
【引用】
針刺し切創の防止は、使用者・管理者の注意や心掛けが必要であるとともに、適切な廃棄容器を選択することが大変重要です。
- 針刺し切創防止 Point
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- リキャップしない
- 使用後の器材は放置せず、直ちに廃棄する
- 使用後の器材は必ず使用者が責任を持って廃棄する
- 使用後の器材は素手で扱わない
- 適切な廃棄容器を選択する
- 十分な数の廃棄容器を設置する