感染症info
ノロウイルス
- 感染経路
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ノロウイルスの感染経路は、経口感染、接触感染、飛沫感染、空気感染(塵埃感染)があると考えられています。以前は食中毒による経口感染が良く知られていましたが、近年では患者のふん便や嘔吐物を介したヒト-ヒト感染事例が多く報告されています。
ノロウイルスは感染力が非常に強く、集団感染として爆発的に広がる場合があります。
ノロウイルスによる感染を防ぐためには、手指衛生の励行、感染者のふん便や嘔吐物の適切な処理が重要です。
経路Ⅰ(経口感染) ノロウイルスを含むふん便・嘔吐物が下水を通して河川や海へ排出され、二枚貝にウイルスが蓄積される。その汚染された二枚貝を生あるいは加熱不十分な状態で食べることによる感染。 経路Ⅱ(接触感染・経口感染) ノロウイルスに感染した食品取扱者(食品製造に従事する者、調理従事者等)の手指衛生が不十分なまま調理をすることにより食品が汚染される。その汚染された食品を食べることによる感染。 経路Ⅲ(接触感染・飛沫感染・空気感染) ノロウイルスが大量に含まれるふん便や嘔吐物の処理の際に手指に付着したウイルスによる2次感染や、飛沫を吸い込むことによる感染。あるいは、不適切な処理により残ったふん便や嘔吐物が乾燥して空中に舞い、それを吸い込むことによる感染。 2015年9月