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製品情報

アセサイド

安全とスピーディー 高度水準の新しい選択

過酢酸のもつ迅速で優れた殺菌力を維持し、実用液の安定性を高めた、繰り返しの使用が可能な医療器具専用の化学的滅菌・殺菌消毒剤です。

使用期間

アセサイド実用液の保存安定性

約1週間を目安に繰り返し使用できます。水や有機物の混入により過酢酸の濃度低下は促進しますが、使用可能であるかどうかはアセサイドチェッカーを用いて確認できます。

対象器具

適用できる器具

レンズ装着の装置類、メス・カテーテルなどの外科手術用器具、産科・泌尿器科用器具、蛇管など一部のプラスチック器具については、効力試験や実地試験で効果や材質の適合性を確認しています。
それ以外の器具で、麻酔装置類、人工呼吸装置類、人工透析装置類、歯科用器具またはその補助的器具、注射筒、体温計、プラスチック器具などは、過酢酸製剤の適用例があり、使用可能であることが類推できます。

劣化のおそれがあるため使用を避ける材質

天然ゴム・生ゴム製品

腐食のため使用できない材質

鉄、銅、真ちゅう、亜鉛鋼鈑及び炭素鋼

使用方法

保護具着用例

アセサイド実用液の調製または 消毒・滅菌作業に入る前には、安全対策の為眼鏡、ゴム手袋、マスク、ガウン等の保護具を着用してください。

内視鏡自動洗浄装置で本剤を用いる場合の使用方法については、装置の取扱説明書や装置メーカーの指示に従ってください。

洗浄(アセサイド6%消毒液を使用する前準備)

酵素系洗浄剤などを使い洗浄を行います。

  • 洗浄で目に見える汚れを除去します。

  • よくすすぎ、水切りをして簡単に乾燥させます。

※すすぎ水の持ち込みによりアセサイド実用液が希釈されるので、洗浄のすすぎ後は、水気をよく切るか、拭きとってください。
アセサイド実用液(10L)調製方法
  • 専用浸漬槽の目盛りにあわせ精製水9Lを入れた後、フタを取り付けます。

  • アセサイド第二剤(500mL)を入れ混和し、フタをします。

  • フタ中央の脱臭剤ケースを左に回しながら軽く上に引き抜きます。

  • 脱臭剤ケースを外した中央の口にアセサイド第一剤(500mL)をキャップをしたまま差し込みます。

  • さらに、アセサイド第一剤容器を右に回し、浸漬槽内に第一剤を注入します。

  • 空になったアセサイド容器は左に回しながら軽く上に引き抜きます。その際、液だれにご注意ください。

  • 空容器は、アセサイド6%消毒液が入っていた袋に入れジッパーをして廃棄します。

  • アセサイド6%消毒液に同封の脱臭剤を脱臭剤ケースに入れ、フタ中央の口にセットします。

保管および調製時の注意
  • アセサイド第一剤のボトルキャップはガス抜き構造になっています。キャップが上になるよう正しい位置で保管してください。
  • 実用液の調製は換気状態のよい部屋で行ってください。
  • 第一剤注入後、使用前に実用液をガラス棒等でかき混ぜ十分混和させてください。
アセサイド実用液(10L)による消毒手順
  • 濃度チェック

    実用液の使用前にアセサイドチェッカーで 実用下限濃度(0.2%)以上であることを確認します。

    (注)過酢酸濃度が0.2%以下では十分な殺菌効果が得られませんので、実用液の使用前に、アセサイドチェッカーを用いて、過酢酸濃度が実用下限濃度(0.2%)以上であることを確認してください。
  • 消毒・滅菌

    予備洗浄された器具類を実用液にゆっくりと浸漬します。

    (注)器具類に気泡ができないよう注意して浸漬します。細孔のある器具類は、シリンジ等で加圧注入し実用液と十分に接触させてください。
  • 消毒・滅菌

    通常消毒は5分。滅菌は10分。タイマーをセットし、アラームが鳴るまで浸漬します。

    (注)1時間を越えて浸漬すると器具を劣化させる恐れがありますので、取り出した後は、すぐにすすいでください。
  • すすぎ

    すすぎは、流水で15秒以上。
    原則として滅菌水を用います。十分すすぎ、よく乾燥させます。

    (注)過酢酸の残留の確認は、すすぎの後、器具上に残った水滴などに市販のヨウ化カリウムでんぷん紙を浸漬して判定できます。試験紙が青紫色に変化すれば、過酢酸が残留していますので、再度すすぎを行ってください。
  • 排液

    排液場所にホースの先端がしっかり入っていることを確認してから浸漬槽の排液バルブ部にホース接手を差し込み、右に回し、多量の水で希釈しながら液を排出します。

    (注)浸漬槽の排液バルブ部にホース接手を差し込むと同時に廃液が流れ出ます。