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各種ガイドライン

感染対策全般にかかわるガイドライン

国内

エビデンスに基づいた感染制御 第1集~第3集(2003年)

  • 小林寬伊, 他 編集. 厚生労働省医薬局安全対策課 編集協力. エビデンスに基づいた感染制御 [第1集/基礎編]. 改訂2版. メヂカルフレンド社, 2003.
  • 小林寬伊, 他 編集. 厚生労働省医薬局安全対策課 編集協力. エビデンスに基づいた感染制御 [第2集/実践編]. メヂカルフレンド社, 2003.
  • 小林寬伊, 他 編集. 厚生労働省医薬局安全対策課 編集協力. エビデンスに基づいた感染制御 [第3集/展開編]. メヂカルフレンド社, 2003.

2002年に刊行された「エビデンスに基づいた感染制御」が2003年には改訂され、「エビデンスに基づいた感染制御[第1集/基礎編]」が刊行されました。また、同時に[第2集/実践編]、[第3集/展開編]が新たに刊行されました。下記内容の指針が示されています。

[第1集/基礎編]

  • 感染制御とは
  • 院内感染に関する微生物
  • カテーテル血流感染対策
  • 消毒法の選択と実際
  • 患者環境の清潔管理(リネン類含む)
  • 隔離対策の選択と実際
  • 薬剤耐性菌の監視体制に関する指針
  • 1類感染症の院内感染対策および感染症法に関わる届出等の概要
  • 寄生虫の院内(施設内)感染対策
  • 病理検査、病理解剖における感染対策

[第2集/実践編]

  • 手洗いと手指消毒
  • 薬剤耐性菌感染症対策
  • 2~5類感染症の院内感染対策
  • 呼吸器感染対策
  • 尿路感染対策
  • 手術創感染対策
  • 感染制御における薬剤師の役割
  • 在宅医療の感染対策

[第3集/展開編]

  • 院内感染サーベイランスの進め方
  • 医療施設内で感染症が発生した際の臨床微生物学
  • 院内感染アウトブレイクの防止、特定、制圧
  • 未熟児室・新生児室感染対策
  • 医療機関における結核感染対策(多剤耐性結核MDR-Tbを含む)
  • 長期療養型施設の感染対策
  • 食中毒の予防と発生時の対策
  • 給食施設の衛生管理

病院感染対策ガイドライン 改訂版(2012年)

国立大学医学部附属病院感染対策協議会 編集.病院感染対策ガイドライン 改訂版.株式会社じほう, 2012.

国立大学医学部附属病院感染対策協議会により作成された、病院感染対策のガイドラインの改訂版で、主に下記の内容が含まれています。

  • 標準予防策と感染経路別予防策
  • 病原体別ガイドライン
  • 病態別ガイドライン
  • 病院環境整備
  • 病院感染対策の組織作り
  • 針刺し・切創、皮膚・粘膜曝露対策
  • 感染症法
  • 食中毒
  • 医療廃棄物関連指針

今回新たにに追加された項目

  • プリオン対策
  • ワクチンガイドライン
  • 抗菌薬適正使用指針
  • 適切な細菌検査実施方法
  • 歯科における院内感染対策ガイドライン

医療機関等における院内感染対策について(2011年)

厚生労働省医政局指導課長. 医政指発0617第1号 平成23年6月17日.

通知 医療機関等における院内感染対策について

別記 医療機関等における院内感染対策に関する留意事項

別添 医療施設における院内感染(病院感染)の防止について
分担研究者:大久保 憲、研究協力者:小林寬伊、倉辻忠俊、荒川宜親、切替照雄

参考資料 医療機関等における院内感染対策について(改正の要点)

2005年に厚生労働省医政局指導課長から出された通知「医療施設における院内感染の防止について」が改訂されました。別記の留意事項には新たに「感染制御チーム」、「医療機関間の連携について」、「地方自治体の役割」、「アウトブレイク時の対応」の項目が追加され、院内感染防止に関する下記の内容について簡潔に示されています。
参考とされた別添「医療施設における院内感染(病院感染)の防止について(平成15年度厚生労働科学研究費補助金による分担研究報告書」には、推奨事項に加え具体的な事項と解説が記載されています。

  • 感染制御の組織化
  • 感染制御チーム
  • 標準予防策と感染経路別予防策
  • 手指衛生
  • 職業感染防止
  • 環境整備と環境微生物調査
  • 医療機器の洗浄、消毒、滅菌
  • 手術と感染防止
  • 新生児集中治療部門での対応
  • 感染性廃棄物の処理
  • 医療機関間の連携について
  • 地方自治体の役割
  • アウトブレイク時の対応

院内感染対策サーベイランス実施マニュアル Ver.2.2(2012年)

厚生労働省医政局指導課.平成24年3月.
http://www.nih-janis.jp/about/material/janis_implementation_manual_ver2.2_20120316.pdf

厚生労働省医政局指導課より発表された院内感染対策サーベイランスの実施に関するマニュアルで、サーベイランス事業の目的やその実施体制、参加と脱退、データ収集の方法などについて示されています。
院内感染対策サーベイランス事業は、各参加医療機関内において実施される感染症の発生状況の報告や院内感染対策の改善方策を支援するため、全国の医療機関における院内感染の発生状況、薬剤耐性菌の分離状況、薬剤耐性菌による感染症の発生状況等に関する情報を提供することを目的としています。各部門別(「検査部門」「全入院患者部門」「手術感染部門」「ICU部門」「NICU部門」)に実施するものであり、提出頻度は部門ごとで異なります。
サーベイランスデータは集計・解説等が行われ、半期・四半期報および年報として「厚生労働省院内感染対策サーベイランス事業」に公開されます。

高齢者介護施設における感染対策マニュアル(2013年)

平成24年度厚生労働省老人保健事業推進費等補助金(老人保健健康増進等事業分).高齢者介護施設における感染対策マニュアル, 2013年
http://www.mhlw.go.jp/topics/kaigo/osirase/tp0628-1/dl/130313-01.pdf

2005年に出された「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」を元に、2007年に出された「特別養護老人ホームにおける感染対策ガイドライン」の内容が統合されました。高齢者介護施設の感染対策として、感染症対策の基礎知識や予防策などの記載から始まり、感染対策委員会設置などの管理体制構築、自施設の実態に合わせたマニュアル整備の必要性も記載されています。また、感染症発生時の対応方法、各種感染症の特徴や対応方法も記載されています。
改訂版では、入所者の人権の尊重と感染症に対する正しい理解を一層促進するため、人権を尊重した健康状態の把握、サービス提供の可否の判断、職員研修に慢性感染症罹患患者に対する偏見・差別をなくす内容を含めること等について追加されています。職員の健康管理については、具体的な記述および血液との接触といった職業感染対策に関する内容も追加されました。また、感染症発生時に職種ごと取り組むべきことも明示され、より具体的に行動できるようなマニュアルとなっています。

米国

2007 Guideline for Isolation Precautions: Preventing Transmission of Infectious Agents in Healthcare Settings (2007年)
隔離予防のためのガイドライン2007:医療現場における感染性微生物の伝播予防

【原文】
CDC. 2007 Guideline for Isolation Precautions: Preventing Transmission of Infectious Agents in Healthcare Settings .
http://www.cdc.gov/hicpac/pdf/isolation/Isolation2007.pdf
【訳本】
矢野邦夫, 向野賢治 訳・編. 改訂2版医療現場における隔離予防策のためのCDCガイドライン-感染性微生物の伝播予防のために-. メディカ出版, 2007. 満田年宏 訳・著. 隔離予防策のためのCDCガイドライン:医療環境における感染性病原体の伝播予防2007. ヴァンメディカル, 2007.

1996年に米国疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention: CDC)より発表された「病院における隔離予防策のためのガイドライン」の改訂版です。感染性微生物の伝播防止のために、感染の有無にかかわらず、すべての患者に標準予防策を適用することと、標準予防策を実施しても感染経路を完全に遮断できない場合に感染経路別予防策を用いるという二段階の予防策をとることは前回と変わりありません。標準予防策の中には「呼吸器衛生/咳エチケット」、「安全な注射手技」、「特別な腰椎穿刺処置での感染制御手技」が新たな感染対策の方法として加わりました。

Infection Prevention and Control for Shelters During Disasters(2008年)
災害時の避難所における感染予防および管理

2007/2008 APIC Emergency Preparedness Committee. Infection Prevention and Control for Shelters During Disasters
http://www.apic.org/Resource_/TinyMceFileManager/Practice_Guidance/Emergency_Preparedness/
Shelters_Disasters.pdf

米国感染管理疫学専門家協会(Association for Professionals in Infection Control and Epidemiology: APIC)のEmergency Preparedness Committee(緊急時対応委員会)より発表された、災害時の避難所における感染対策のための資料です。
避難所において利用できる資源(水、食料等)や医療設備は限られます。本資料では、標準的な感染対策はもちろん、限られた資源や設備の中で実施できる効果的な対策として、トリアージとサーベイランス手順、隔離予防策、収容者の配置、手指衛生、個人防護具、水や食料の保管と管理、収容者のペットの管理、医療廃棄物の処理方法などについて示されています。
また、サーベイランス用紙や咳エチケットを啓発するポスターなど、感染対策ツールも多く含まれております。

Guide to Infection Prevention in Emergency Medical Services(2013年)
救急医療における感染予防ガイド

APIC. Guide to Infection Prevention in Emergency Medical Services, 2013
http://apic.org/Resource_/EliminationGuideForm/e1ac231d-9d35-4c42-9ca0-822c23437e18/File/EMS_Guide_web.pdf

APIC(米国感染管理疫学専門家協会)より2013年に発行された本ガイドの目的は、救急医療(EMS)環境における感染対策に関して、EMSシステムに関わる人々および組織に対し、現場に則した情報提供を行うことです。
EMSにおいて特に問題となる感染症とその予防策、危険因子およびリスク評価、事例を用いたサーベイランス手法の紹介、標準予防策の概要と具体策、職業感染予防、バイオテロと感染症に対する緊急時の備え、教育・研修・モニタリング等について示されており、基礎から応用まで幅広い内容をカバーしつつも、実務をイメージしやすいガイドとなっています。

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